CASE

マネージドセキュリティサービスが守る
“安心”“高品質”の企業ブランド

NIKKOL GROUP日光ケミカルズは、日々、巧妙化、複雑化するセキュリティの脅威に対処するとともに、セキュリティ監視に関する運用負荷の抑制を図るため、
VistaNetが提供する「Splunkマネージドセキュリティサービス」を導入した。
統合ログ管理ツール「Splunk」の運用をはじめ、セキュリティ監視にまつわる様々な業務をVistaNetがアウトソーシングで対応。ログの相関分析による適格な脅威の検知と分析から24時間365日の監視体制の実現、過検知によるアラートの削減、そして進化する脅威へのタイムリーなアップデートまで数々の効果が期待されている。

お客様の課題

  • 日々、巧妙化するセキュリティの脅威への
    対処が困難に

  • 急増するアラートと膨大なログ、常時監視等、
    運用負荷が増加

  • 事業のグローバル化に伴い、
    さらなるセキュリティ強化が急務に

ソリューションによる解決

  • 高度なログの相関分析で脅威に対する
    迅速かつ適切な対処が可能に

  • アウトソーシングによる24時間365日の
    セキュリティ監視を実現

  • SaaS型セキュリティ監視サービスによる
    容易なグローバル展開

日光ケミカルズにおける
業務システム構成イメージ

日光ケミカルズにおける業務システム構成イメージ

Splunkマネージドセキュリティサービスの導入により、各拠点に設置されているシステム、PC、および
クラウドサービスまでを包含したセキュリティの監視、ログ収集、脅威の分析と対応が可能な基盤が実現された。

「マネージドセキュリティサービスは運用負荷の抑制に加え
企業価値の向上にも貢献しています」

関根 正悟 氏

日光ケミカルズ株式会社

代表取締役 副社長

関根 正悟

研究開発から検証、製造販売までトータルで対応

 1946年に創立された日光ケミカルズは、長年培ってきた界面・コロイド化学をはじめ、表面科学、コスメトロジー、皮膚科学、分子生物学、バイオテクノロジー等を事業領域として、国内4拠点、海外ではシンガポール、上海を中心にビジネスを展開している。近年では植物由来原料のみを用いた「環境配慮型化粧品原料」を開発、環境に配慮したモノづくりにも注力している。代表取締役副社長の関根正悟氏は、「当社の強みは、研究開発をはじめ、検証、製造、販売まで全体を通じてトータルで手掛けられることです。また、早くからグローバル展開にも着手しており、現在では世界30か国に代理店を設置するとともに、現地メーカーとの協業にも積極的に取り組んでいます」と説明する。

吉岡 勝彦 氏

日光ケミカルズ株式会社

執行役員 総務部長
情報セキュリティ管理室 室長

吉岡 勝彦

セキュリティ強化に伴う運用負荷の上昇が課題に

 同社では、事業を支えるIT基盤についても先進的な取り組みを進めてきた。基幹システムをAmazon Web Services(AWS)に移行する一方、業務システムもSaaSを活用するなど、いち早くクラウド化を果たしている。そうした中で課題として浮上していたのが、複雑化を増すセキュリティ対策だった。ICT部の東原雄一氏は、「これまでもPCからサーバー、ネットワークまで厳格なセキュリティ対策を施してきましたが、昨今の巧妙化するセキュリティの脅威に対処するには、あらゆる側面から迅速かつ正確にインシデントを捉えなければなりません。そのためには各セキュリティツールから上がってくるイベントの一元管理とログの相関分析が必須でした」と話す。そこで、統合ログ管理ツール「Splunk」を導入。監視、分析環境の強化を実現したものの、過検知によるアラートの増加をはじめ、24時間365日のセキュリティ監視、および有事の際の対応など、改めてセキュリティ運用の煩雑さに直面していたという。

東原 雄一 氏

日光ケミカルズ株式会社

情報セキュリティ管理室

東原 雄一

優れたエンジニアの存在がVistaNet選択の決め手に

 日光ケミカルズでは、Splunkによるセキュリティ監視をアウトソーシングすることを決断。そこで同社が選択したのが、VistaNetが提供する「Splunkマネージドセキュリティサービス」だった。同サービスはSaaSの形態で提供され、VistaNetのSOC(Security Operation Center)とNOC(Network Operation Center)が連携しながら日々発生する数百万のセキュリティイベントを監視、不要なアラートを抑制しつつ、効率的なセキュリティイベントの把握、およびインシデント対応を実現するもの。日々、巧妙化する脅威に対応するため、Splunkのメンテナンス、アップデート、ルール変更、チューニングも実施される。これらの特長に加え、他社が販売した多様な機器も管理対象とするマルチベンダー対応が可能なことや、競合サービスに比べて安価なコストも選択の理由となった。
そして、日光ケミカルズが最も評価したのは、VistaNetの優れたエンジニアの存在だった。東原氏は、「VistaNetのエンジニアは単なる運用担当者ではありませんでした。
レスポンスや作業が迅速なだけでなく、セキュリティに対する高い知見に基づき、クリティカルなインシデントを正確に判断しアラートを削減するためにはどうしたらよいのか、私の運用負荷抑制までを考えた提言をしてくれました」と振り返る。
総務部部長の吉岡勝彦氏も「VistaNetは当社が抱えていたセキュリティ上の課題を的確に指摘してくれ、改めて対応すべきポイントを認識できました」と口を揃える。

強固なセキュリティが企業の“ブランド”を守り、価値を高める

 現在、日光ケミカルズでは国内外7拠点に設置されたシステムのほか、500台のPC、および利用中のクラウドサービスを監視対象として、Splunkマネージドセキュリティサービスの本稼働に向けた準備を進めている。運用開始後の期待効果について東原氏は、「不要なアラートの削減に加え、脅威の重要度に応じて本当に必要な対処だけをすれば済むようになることで、運用負荷が抑制され、事業を支えるインフラの設計など、本来の業務に専念できるようになると考えています」と話す。また、関根氏も「経営の観点からも、さらなる事業のグローバル化にあたりセキュリティの強化は不可欠であり、今回、そのための基盤が実現できました」と続ける。
東原氏は「セキュリティ強化の最大の目的は、日光ケミカルズの安心、高品質というブランドをITの側面から守っていくことにあります。今回、Splunkマネージドセキュリティサービスの導入したことで、さらに当社の企業価値を高めることができると期待しています」と力強く訴えた。

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