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OpsRampには、アラートの生成やインシデントの起票、アラート対応などに、数多くの自動化の機能がありますが、具体的には、どのような機能ですか。

OpsRampでは、アラートの発生から対応完了までの各段階に自動化機能があります。一般的な流れは、監視システムがアラートを生成し、ポリシーが受信したアラートを自動で処理し、チームがアラートブラウザで確認・分析する、というものです。主な機能は次の5つです。

1. アラートの自動生成(しきい値監視)

監視テンプレートでメトリックごとにしきい値を設定すると、超過時にアラートが自動生成されます。

  • WarningとCriticalそれぞれのしきい値を設定できます。
  • リピートカウントで、しきい値超過が何回続いたらアラートを生成するかを指定できます。
  • 状態が変わらない場合は毎回のポーリングでアラートを送らず、6時間ごとに繰り返しアラートを送ってノイズを抑えます(Agent v12.0.0以降)。

参照:Define Threshold

2. アラート相関(Alert Correlation)

類似・関連するアラートを1つの「インファレンス」にまとめ、個別に処理するアラートの数を減らします。

  • アラートのメトリックの発生順序に基づく機械学習(ML)相関に対応しています。
  • 相関はサイト単位で行われ、同じサイト内のアラートのみが対象です。
  • 推奨手順は、まずObservedモードで結果を確認し、問題がなければONに切り替える方法です。
  • 設定画面:Setup > Alerts > Alert Correlation

参照:Alert Correlation、Alert Correlation Policies

3. ファーストレスポンス(First Response)

重要度の低いアラートを自動で抑制(サプレス)・スヌーズしたり、初動としてプロセスオートメーションを起動したりするポリシーです。

  • 利用例:毎晩1:00頃のバックアップで発生し、1:30頃には正常に戻るCPU高負荷アラートを自動抑制する。
  • 抑制されたアラートにはプロセスは実行されず、抑制解除後に実行されます。
  • 利用にはOpsQ View、OpsQ Manage、およびプロセスオートメーションの権限が必要です。
  • 設定画面:Setup > Alerts > First Response

参照:First Response、Create a Client-level First Response Policy

4. アラートエスカレーション(インシデントの自動起票・通知)

相関処理後のアラートについて、ユーザーへの通知やインシデントの自動作成を行います。

  • Escalate as Incident:アラートから自動でインシデントを作成し、担当者に割り当てます。アラートに対応するオープン中のインシデントがある場合は、新規作成せず既存インシデントを更新します。
  • Escalate as Notification:確認・抑制・クローズ・インシデント作成のいずれかが行われるまで、通知を送り続けます。
  • 担当グループにはロスター(当番表)を割り当てられます。
  • 過去のデータから学習し、インシデントの優先度などを設定する学習ベースのエスカレーションポリシーもあります。
  • 設定画面:Setup > Alerts > Alert Escalation

参照:Alert Escalation、Create an Alert Escalation Policy、Create a Learning-based Escalation Policy

5. プロセスオートメーション(自動修復)

イベントへの対応や定常的な保守作業を、用途に合わせたワークフロー(プロセス定義)として自動化できます。

  • プロセスはタイマーイベントまたはアラートイベントで開始します。
  • 利用するには、パートナーがクライアントに対して「Remediation and Automation」製品パッケージを有効化する必要があります。
  • 制限:メンテナンス中、相関済み、Obsoleteのアラートでは、アラートを起点とするプロセスは起動しません。
  • 設定画面:Automation > Process Automation > Process Definitions

参照:Remediation and Automation、Process Definition

補足:トレーニングファイル

ファーストレスポンスとエスカレーションでは、CSV形式のトレーニングファイルで判断ルールを学習させられます。アラートとリソースの属性の組み合わせごとに望ましい処理結果を記載し、新しいアラートはこのファイルと照合して処理方法が決まります。

参照:Alert Management Training File