OpsRamp データ保持の定義とポリシーについて
OpsRamp データ保持の定義期間やポリシーをまとめます。
主要な定義
アクティブ/非アクティブの基準
-
リソース: 90日間連続でメトリクス取得、イベント収集、コンソール起動、ジョブ/スクリプト/パッチ適用のいずれもない場合「非アクティブ」とみなされる。該当しない場合は「アクティブ」。
-
クライアント: 90日間連続で「アクティブなデバイスがない」、または「非アクティブとしてマーク」されている場合「非アクティブ」。該当しない場合は「アクティブ」。
-
パートナー: 90日間連続で「アクティブなクライアントがない」、または「非アクティブとしてマーク」されている場合「非アクティブ」。該当しない場合は「アクティブ」。
-
ユーザー: 90日間連続で「ユーザーアカウントが無効」または「終了」されている場合「非アクティブ」。該当しない場合は「アクティブ」。
削除されたデータは復元不可。
ローリング履歴
-
各90日ごとに「保持期間」が刷新される(二度と戻せない)。
データ保持期間一覧
| データ種別 | 対象 | 保持期間 |
|---|---|---|
| リソース | 非アクティブ | 90日 |
| クライアント | 非アクティブ | 90日 |
| パートナー | 非アクティブ | 90日 |
| チケット | クローズ済み | 12ヵ月 |
| チケット | オープン | チケットがオープンの間 |
| メトリクス | 生データ | 12ヵ月 |
| アラート | オープン | アラートがオープンの間 |
| アラート | サプレスト/クローズ | 90日 |
| アラート発生履歴 | - | 180日 |
| グラフ | データ無し | 15日 |
| レポート | 定期レポート | 直近5件のみ |
| レポート | ワンタイム | 90日 |
| ジョブ/スクリプト/パッチ実行履歴 | - | 90日 |
| パッチ情報/インストール済み | - | 1年 |
| パッチ情報/未検出・スキャン済み | - | リソース保持中は無期限 |
| セキュアコンソール記録 | - | 90日 |
| ネットワーク構成バックアップ | - | 1年(2025年リリース以降、直近1年のバックアップ無しの場合は最新1件のみ保存) |
| ログ・トレース | - | 7/15/30日のいずれか(デフォルト15日) |
代表的なシナリオの例
-
アクティブから非アクティブへの判断と保持日数
90日間指定の操作がなければ非アクティブ扱いとなり、さらに90日経過すると削除される。 -
チケット・アラートなどの情報はクローズ後規定日数で削除
例:チケットはクローズ後12カ月、アラートはクローズ後90日保持。 -
ユーザーアカウントの取り扱い
ユーザー登録後ログイン・同意書承諾がなければ自動で非アクティブ化される仕組みもある。 -
レポートのスケジューリングと削除
・ワンタイムレポートは生成後90日で削除
・定期レポートは最新5個のみ保持
・作成者が90日非アクティブとなった場合、関連レポートも削除対象
補足事項
-
削除されたデータは一切復元不可
-
保持ポリシー・日数はリソース/クライアント/パートナー等のアクティブ/非アクティブに応じて異なる
-
カスタム設定が可能な項目も一部存在(例:ログ・トレース)
-
本ページはHubspotナレッジベースに掲載する形式に最適化しています。原文や詳細なフロー例などを確認したい場合は、元ドキュメントを参照してください。
https://docs.opsramp.com/platform-features/feature-guides/security-data-management/data-retention