OpsRamp の「Log File モニター」機能 と「Log Management(Logs/ログ管理)」機能 の 違い
以下は OpsRamp の「Log File モニター」機能 と 「Log Management(Logs/ログ管理)」機能 の 違い・使い分け方・ライセンス観点での考察 です。 公式ドキュメントおよび技術情報を基に整理しました。
🧩 1. 機能概要の比較
✅ Log File モニター(Log File Monitor)
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監視目的: 特定のログファイル内で決めた 文字列パターン(例: エラー) が発生したかどうかを監視。
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仕組み: OpsRamp Agent がサーバ上のログファイルを定期的にチェックし、検索文字列の存在・回数に応じてアラートを発行する。
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得られるデータ:
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検出したエラーパターンの有無や回数
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グラフ化された簡易カウントデータ
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用途:
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監視対象機器やアプリケーションのログに 異常発生の兆候を即時検知
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監視アラートを OpsRamp の監視・イベントフローに組み込む際に使う
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導入場所: 監視対象サーバごと(エージェントベース)
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制限例:
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監視対象ログ数のセクション制限(例:最大20ルール)
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ファイル名の正規表現制限などあり (OpsRamp)
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👉 つまり、Log File モニターは“指標に基づく監視”の単機能的なツールです。
✅ Log Management(Logs/ログ管理)
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監視目的: 大量ログをサービス全体で 収集・統合・解析・検索・アラート発報 するプラットフォーム。
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仕組み:
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エージェントまたは外部システムからログデータを 中央ログストア に取り込む
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構造化/パース(正規表現、JSON など)
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高度な 検索・フィルター・可視化・トラブルシューティング を提供
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得られるデータ:
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全ログのインデックス化された検索
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期間/重大度/アプリ/ホスト別の集計、パターン解析
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ログベースアラート(例:しきい値や異常検出)
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用途:
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運用中の詳細解析、障害調査、アプリ性能分析、傾向把握
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インシデント対応や SLA 保持に不可欠な 根本原因分析(RCA)
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AWS S3 アーカイブやログ保持設定など長期管理オプションあり (OpsRamp)
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👉 Log Management は、監視対象全体のログを収集・分析する “集中ログ管理プラットフォーム” です。
🧠 2. どう使い分けるのが効果的?
以下のように 監視要件・活用目的に応じて使い分けるのが一般的 です:
| シーン | 推奨機能 |
|---|---|
| 一部ログ内の エラー発生の有無だけを検知 したい | Log File モニター |
| 監視対象が 全体ログを検索・分析したい | Log Management |
| 異常発生を即アラートにしたい | Log File モニター |
| 障害発生後の 原因追及や詳細な調査 が必要 | Log Management |
| ログの 比率や傾向、構造化検索 が必要 | Log Management |
| 日々の 監視業務からのアラート量軽減や応答改善 | Log Management |
組み合わせるとさらに効果的
例:
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まず Log File モニターで「重大アラートだけ」を捕捉
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詳細な調査・パターン分析は Log Management 上で行う
こうすることで、監視負担を軽減しつつ、運用品質も向上します。
💰 3. ライセンスとコストの考察
🔹 Log File モニター
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基本的には OpsRamp の 標準監視機能 の一部として提供されるため、追加コストなし
※ 監視対象機器数 × モニター数がライセンス消費に影響しうるので、
多数のログファイルをモニターする場合は、監視ポリシー設計を工夫することが重要です。
🔹 Log Management
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「Logs(Log Management)」は一般の監視機能とは別の「プラットフォーム的なログ機能」であり、ログ量により追加コストが必要な場合がある
📌 4. まとめ(ポイント)
✅ 目的ベースの使い分け
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Log File モニター : 単純なログ内キーワードの検知・即アラート
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Log Management : 全ログを統合的に分析・検索・可視化
✅ コスト・ライセンス感
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Log File モニターは 基本監視ライセンス範囲 で使える
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Log Management は 別オプション/消費量ベースの追加契約 が必要とされる