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MTTR を縮める新アプローチ―― OpsRamp OpsPilot でインシデント対応はどう変わるか

作成者: 岡本 健|Jul 14, 2026 5:41:07 AM

MTTR を縮める新アプローチ――
OpsRamp OpsPilot でインシデント対応はどう変わるか

 

  • インシデント対応の「本当のボトルネック」はどこにあるか

マルチクラウド・ハイブリッドインフラが当たり前になった今、IT運用チームが直面する最大の課題は「アラートの量」ではなく、「原因を特定するまでの時間」です。

インシデント対応コストの多くは検知後の調査フェーズに集中しており、平均的な MTTR(平均復旧時間)は依然として数時間単位で推移しています。アラートが鳴るたびに複数のツールを横断し、ログを掘り、ベテランエンジニアに確認を取る――このプロセスが変わらない限り、運用コストは下がりません。



  • OpsRamp OpsPilot とは

OpsRamp OpsPilot は、OpsRamp に組み込まれた ITオペレーション特化の生成 AI アシスタントです。自然言語で話しかけるだけで、監視データ・ログ・構成情報をリアルタイムに横断分析し、回答・推奨アクションを返します。

OpsRamp はマルチテナント SaaS アーキテクチャを採用しており、各テナントのデータ・構成・ユーザーは分離管理されています。SOC 2 Type II 認証も取得済みで、セキュリティ要件の厳しい環境でも安心して導入できます。

  • 3つのチャンネルと、それぞれの役割

OpsPilot は用途別に 3 つのチャンネルで構成されています。


① Document Search

OpsRamp のドキュメントポータルを自然言語で検索。「AWS EC2 の監視設定方法は?」と聞けば、関連記事と直接リンクを即座に返します。複数ドキュメントを手動で探す作業が不要になります。

▲ Document Search:自然言語の質問に対し関連ドキュメントと直接リンクを返答

② Command Center
稼働中のアラートに対し、「このアラートの影響リソースを教えて」と自然言語で照会できます。OpsRamp を操作しながら、確認したいことをその場で解決できる体験です。

▲ Command Center:アラートの影響リソースを自然言語で即照会

③ Root Cause Analysis(RCA)
インシデント発生時、OpsPilot がイベントタイムライン・依存関係・メトリクス変化を自動分析。根本原因候補をランク付きで提示し、推奨ネクストアクションを自然言語で表示します。

▲ RCA:分析開始時に調査計画(Investigation Plan)を自動生成

▲ RCA 結果:推定根本原因・除外された仮説・イベントタイムラインを自動レポート化

  • 従来の対応との比較

ベテランエンジニアが頭の中で行っていた因果推定を、OpsPilot が数秒〜数分で代替します。経験の浅いメンバーでも一定水準の 障害原因の分析が可能になり、運用品質の標準化と属人化の解消が同時に実現します。

  • 追加ライセンス不要、2ステップで有効化