調査会社ISGが2026年6月に公開した Provider Lens® の「Hybrid Cloud Operations Platforms(AIOps enabled)」クアドラントで、HPEはLeaderに位置づけられました。評価の中核を担う観測・AIOps層が、OpsRampです。
縦軸が Portfolio Attractiveness(ポートフォリオの魅力度)、横軸が Competitive Strength(競争力)です。右上がLeader区分になります。図中で確認できるとおり、HPEは右上の最も良い場所に位置しています。
このクアドラントの適格基準は10項目あります。統合オブザーバビリティ、トポロジ認識型のAIOps、自動化、ポリシー適用、APIによるサードパーティ連携などが一通り求められます。評価対象40社のうち19社がこの段階で外れている事実が、基準の水準の高さを示しています。
言い換えると、監視の単機能製品では、そもそも同じ土俵に上がれないということです。「監視ツールとしての機能比較」でOpsRampを見ていると、この点が見えなくなります。ISGが測っているのは、監視からトポロジ、インシデント相関、自動修復、ガバナンスまでを一つのフレームに載せられるかどうかです。
第三者評価とは別に、HPEが公開しているOpsRamp単体の数値も確認しておく価値があります。
第三者評価が示すのは市場全体での位置づけですが、判断材料としてより身近なのは国内の稼働実績でしょう。VistaNetがお手伝いした事例を、この記事のテーマに近いものから挙げます。
いずれも「分断した運用をどう一つにまとめるか」という、ISGが評価軸に据えている論点そのものに取り組んだ事例です。その他の事例はお客様の声(事例)に掲載しています。
率直に言えば、国内での認知の問題です。上の図の中には、日本でもっと名前が通っている製品が複数プロットされています。そのため提案の場で「主要プレイヤーではないのでは」という前提から議論が始まってしまう場面を、私たちも何度か経験してきました。
しかし、それは評価が低いということではありません。知られていないだけです。そして認知の差は、事実を知っているかどうかだけの差です。
第三者評価は、それ自体が導入の理由にはなりません。自社のCMDBの精度や運用プロセスの標準化が伴わなければ、どのプラットフォームを選んでも成果には結びつきません。ただ、検討の入口で不当に候補から外されないための材料としては十分に機能します。OpsRampに関しては、まさにこの用途で必要とされている評価だと考えています。
すでにOpsRampをお使いで活用範囲を広げたい場合も、これから提案を組む場合も、VistaNetのFDEが現場前提で整理します。OpsRamp PoVのご相談も承ります。