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AI Setting Guide for Immediate Use Preparation and Security
岡本 健Jul 14, 2026 2:24:14 PM3 min read

OpsPilot 設定ガイド――今日から使い始めるための準備・設定・セキュリティ・コスト完全ガイド

 

OpsRamp OpsPilot 設定ガイド 
今日から使い始めるための準備・設定・セキュリティ・コスト完全ガイド

 

OpsRampでOpsPilotを使用するため必要となるGoogle Cloudの準備からOpsRamp設定まで、実際の設定手順・セキュリティ・コストをまとめました。
 
最新のOpsRampバージョンでは、Google Cloud Vertex AIだけでなく、AWS Bedrock、Azure Foundry、OpenAIにも対応しました。

1. まず全体像を把握する — 仕組みとデータフロー

OpsPilotはBYO-LLM方式で動作します。OpsRampが顧客のGoogle Cloud Vertex AI上のLLMを呼び出す構造で、データは自テナント内に閉じます。 


利用可能なモデルは以下の通りです。 

モデル ティア  主な用途 
Claude Sonnet 4.6 ★推奨  Advanced  RCA・複雑なインシデント分析(推奨) 
Gemini 2.5 Flash  Standard / Advanced Command Center・汎用問い合わせ 
Gemini 2.5 Flash Lite  ガードレール専用  Copilotの安全制御(必須・自動利用) 

 

⚠️OpsRamp(運用データ) → Vertex AI(LLM推論) → OpsRamp(回答表示) すべての処理はOpsRampテナント内の運用データを起点に行われ、外部インターネットには出ません。


2. 始める前に揃えるもの — 事前チェックリスト 

設定前に以下を確認しておくと作業がスムーズです。 

GCP側(Google Cloud) 

◻︎ Google Cloudアカウント(既存プロジェクトでも新規作成でも可)
◻︎ Vertex AI APIを有効化できるIAM権限(Project Editor または Project Owner) 
◻︎ サービスアカウントを作成・管理できる権限(roles/iam.serviceAccountAdmin) 
◻︎ Vertex AIでモデルを有効化できる権限(roles/aiplatform.admin) 

OpsRamp側 

◻︎ OpsRampの管理者ロール(Partner Admin または Client Admin) 
◻︎ CopilotはデフォルトでOFF。管理画面から有効化するまで利用不可 

 

💡 GCPが初めての場合:新規登録で$300分(90日間)の無料クレジットが付与されます。まず無料枠で試してから本番移行も可能です。


3. GCP側の設定手順 

GCPコンソール(console.cloud.google.com)にログインして進めます。

Step 1   Vertex AI APIを有効化する 
・「APIとサービス」→「ライブラリ」から「Vertex AI API」を検索して有効化 
・あわせて「Cloud Resource Manager API」も有効化しておく 
Step 2  モデルを有効化する 
・Vertex AI コンソール →「Model Garden」を開く 
・「Claude Sonnet 4.6(Anthropic)」を検索して利用申請(Enable) 
・同様に「Gemini 2.5 Flash Lite」も有効化(ガードレール用として必須) 
Step 3  サービスアカウントを作成する 
・「IAMと管理」→「サービスアカウント」→「サービスアカウントを作成」 
・名前例:opsramp-copilot-sa(後から識別しやすい名前を推奨) 
・付与するロール:roles/aiplatform.user(Vertex AI ユーザー) 
Step 4  JSONキーをダウンロードする 
・作成したサービスアカウントを開く →「キー」タブ 
・「鍵を追加」→「新しい鍵を作成」→「JSON」を選択してダウンロード 
・このJSONファイルをOpsRampに貼り付けます(次のセクションで使用) 

 

4. OpsRamp側の設定手順 

管理画面(Partner/Client Admin)から設定します。 

Step 1   Copilot設定画面を開く 
・管理画面(Account)→「資格情報」へ移動 
Step 2

 資格情報を作成しGCPプロジェクト情報とJSONキーを入力する 
・+追加 をクリックして資格情報のタイプにLLMを選択 
・Access TypeにCLOUD_BASED、Cloud ProviderにVERTEX_AIを入力
・Vertex AI Region(例:us-central1 / asia-northeast1 ※東京リージョン) 
・GCP Project ID(GCPコンソールのプロジェクト選択画面で確認) 
・Service Account Email
・先ほどダウンロードしたJSONキーの内容をそのまま貼り付け 

Step 3  モデルティアを選択する 
・Standard Tier:Gemini 2.5 Flash(汎用・コスト効率重視) 
・Advanced Tier:Claude Sonnet 4.6 ★(RCA・高精度分析 ─ 当社推奨) 
・両方を同時に設定可能。RCAなどの高負荷シナリオはAdvancedが自動適用  
Step 4   動作確認 
・設定保存後、OpsPilotアイコンがOpsRampポータル上に表示されることを確認 
・Document Searchチャンネルで簡単な質問(例:「AWS EC2の監視設定方法は?」)を入力して応答確認 

 

5. セキュリティの考え方 

「社内の運用データをAIに渡して大丈夫か?」— BYO-LLM構造はこの懸念に答えます。 

データ範囲 
LLMに渡されるのはOpsRamp内の運用データのみ 
学習利用 
送信したプロンプト・レスポンスはモデルの学習には使用されない  
テナント分離 
顧客ごとに完全分離されたテナントアーキテクチャ。他社データとの混在なし  
認証情報管理   GCPサービスアカウントのJSONキーはOpsRamp内に暗号化保存 
コンプライアンス   OpsRampはSOC 2 Type II認証取得済み 


「学習利用なし」は特に重要です。Vertex AI経由のプロンプト・応答はGoogleのモデル改善に使用されません(Vertex AIサービス規約に基づく)。 


JSONキー管理のベストプラクティス 
・サービスアカウントには最小権限(roles/aiplatform.userのみ)を付与する 
・JSONキーは90〜180日を目安に定期ローテーションを推奨 
・GCPのCloud Audit Logsを有効化して利用状況を記録する 

6. コストの考え方  

OpsRampの追加ライセンスは不要。コストはGCP(Vertex AI)のトークン課金のみで、使った分だけのコストです。 

モデル OpsPilotにおける用途 
Claude Sonnet 4.6  RCA・高精度分析(推奨) 
Gemini 2.5 Flash  Command Center・汎用 
Gemini 2.5 Flash Lite  ガードレール専用(必須)  

★ Claude Sonnet 4.6を推奨する理由:RCA・複雑なインシデント分析では推論精度がMTTR短縮に直結します。当社検証でも精度・調査工数削減効果が最も高い結果でした。 


1問合せあたりの費用目安 

シナリオ  使用モデル  1回あたりの目安コスト 
RCA・根本原因分析  Claude Sonnet 4.6  約100〜200円  
Command Center照会  Gemini 2.5 Flash  約5円 
Document Search  Gemini 2.5 Flash Lite  約5円  

 

※上記はVistaNet社内検証に基づく目安です。実際のコストはコンテキスト量・会話ターン数で変動します。GCPの予算アラート設定を推奨します。


コスト最適化のヒント 
・GCPコンソールの「予算とアラート」で月次上限を設定する 
・Copilot Usage Insightsレポートで利用状況・成功率を定期確認する 

7. まとめ ─ 3ステップで今日から始める 

① GCPアカウント確認
既存プロジェクトの確認、または新規作成。
② Vertex AI有効化
Vertex AI API、Claude Sonnet 4.6、Gemini 2.5 Flash Liteを有効化。
③ VistaNetへ相談
OpsRamp側の設定・動作確認はVistaNetが伴走サポートします。


設定でお困りの際はVistaNet株式会社までお問い合わせください。またOpsRampとOpsPilotを試しみたい向けにPoVとして4〜8週間で導入支援を提供しています。 

本資料に関するお問い合わせ:VistaNet株式会社 

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岡本 健
上智大学理工学部卒業後、国際デジタル通信、ソフトバンクIDC、JBSにて、データセンターおよびクラウドの技術企画、保守運用業務を歴任。JBSでは、本部長としてOpsRampの大規模導入を指揮。現在、VistaNetにて、OpsRampの営業・コンサルタント。

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